「まちづくり講演会」を開催!
2013年06月28日

講演のなかで紹介された、寛政四年(1792年)に記されたという「淡海木間攫(おうみこまさらえ)」に興味深いことがありました。
ひとつは、木之尾村(現木尾町)の紹介の中に、「昔万物の種、此所ニ天降テ天下ニアマネキ故、此辺ヲ種の庄ト呼タルヨシ。今ハ田根ノ文字ヲ用ルナリ」とありました。田根地区の「田根」はもともと「種」のことで、万物の種が木尾町にあった田根沼に天から蒔かれ、全国に広がったそうな。万物のルーツは田根にあったということか?
もうひとつは、田川町の名産に「鯉」、谷口町の名産には「苅安草」と記してあったことです。「谷口村 名産 苅安草 染物ニ用スル草ナリ。当所ヨリ諸国ヘ出ス」とあります。「苅安草」とは、ススキに似た植物だそうです。復活させて草木染でも始めましょうか。
地域づくりにおいては、「ないものねだりから、あるものさがしへ」とよく言われます。田根地区でも埋もれた資源や忘れられた魅力に光を注ぎ、「あるものさがし」や「あるものみがき」に取り組んでいきたいですね。
Posted by
田根地区・地域づくり協議会
at
21:59
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事務局
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