地域と共生する住まいづくり事業
6/15の運営委員会で「地域と共生する住まいづくり」に関するアンケート調査結果の概要報告がありました。地域と共生する住まいづくり事業とは、湖北地域の中山間地などにある空き地を2、3区画程度の小さな住宅地に整備し、地域の人たちと田舎暮らしを希望する人たちがともに知恵を出し合いながら、既存のコミュニティと調和した住みよい空間をつくっていこうというものです。今回のアンケート調査は、湖北地域外に住む600人に対して送付し回答者は86人(回答率14.3%)でした。
「田根に関心があり」かつ「この事業に興味があり」、そして「建築費が一定額以下なら事業に参加したい」という前向きな人は、12人(14%)でした。この数字が多いのか少ないのかは意見の分かれるところですが、2、3家族程度のゆるやかな移住者受け入れを願う地元としてはとても理想的な数字ではないでしょうか。
先日、テレビで「ローマ法王にお米を食べさせた」というスーパー公務員高野誠鮮さんのことを放送していました。高野さんが勤務する石川県羽咋市の神子原地区では、移住者の受入れに対して地元住民らが面接を行い、選考して移住をさせているそうです。決してこびるのではなく、むしろ「選考」するという強気の対応です。草刈りや河川清掃への参加、自警団への加入などを「村の掟」として説明し、納得した人たちだけを受け入れるという。その結果、志の高い若者世帯が移住し、集落に子どもが増え、そして農家カフェができてそこに観光客が押し寄せるというような効果が生まれているそうです。ぜひ、参考にしたいものです。
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