シンポジウムを開催しました

田根地区・地域づくり協議会

2010年11月21日 22:59

11/20、田根地区谷口町の空き民家を会場に、シンポジウム「地域と大學の協働を考える」を開催しました。
この日は、地元谷口町の報恩講と重なってしまいましたが、地域住民21名、大学関係者17名、行政関係者3名の計41名が参加してくださいました。
県立大や立命館大の先生からは、大学として今後、地域とどのような関わり方を持ちたいか、あるいは持つべきかといったお話を頂きました。また、慶應大学の連さんからは、平成19年から田根プロジェクトに関わってきた中で感じていることを語っていただき、地域住民を代表して協議会の代表理事が、受け入れ側の大変さ、楽しさ、期待について話しました。
大学で教鞭をとる先生方から、大学で学ぶ学生から、そして学生たちを受け入れる地域住民の立場からそれぞれの想いを語っていただきました。
後半は、そうした発言をもとに、参加者によるざっくばらんな意見交換を行いましたが、「地域を活性化するとは…」や「過疎化によって人が減ることは本当にダメなことなのか」といった質問も出て、とても有意義な時間となりました。
「お墓仕舞い」や「集落仕舞い」などといったことが真剣に議論される昨今、「右肩下がり」という現実を前提とした私たちの暮らしのあり方が問われているのかもしれません。
大学といっしょに何かをやっていれば解決するほど甘くないことも事実でしょうが、自分たちの暮らす地域のことを当事者だけでなく、違った目や価値観でみてもらうことも大切だと感じています。
このシンポジウムがそうしたきっかけになれば幸いです。

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